記憶術の紹介_場所法②~場所の設定~

記憶術を紹介していくコーナー。

前回に引き続き、「場所法」の説明をしていきたいと思います!

第1回目はこちら↓

記憶術の紹介_場所法①~概要~

 

前回は概要を説明しましたね。それだけでいきなり実践するのは難しいと思うので、今回は導入部分となる、「場所の設定」の仕方を説明したいと思います。

 

場所法と呼ばれるくらいですから、その基となる場所が大事になってくるわけです。当然ですね。

 

まずはルートを決めましょう。「ルート」や「プレイス」といった用語の説明は前回の記事を読んでください。

 

設定するルートとして、なるべく身近で、1つ1つのプレイスを細かくイメージできる場所が良いと思います。

全員に共通するところでいうと、自宅、通っていた中学校・高校の校舎、大学のキャンパス、職場、祖父母の家、自宅から最寄り駅までの道、などでしょうか。

おすすめ度で言うと、家が一番おすすめで、道はあまりおすすめしません。というのも、家の中はプレイスとして設定できるものが多く、一番強くイメージしやすいからです。逆に道をルートにしようとすると、似たような店(それも前を通ったことがある程度の店)が多くなってしまい、どうしても場所に個性を持たせられず、覚えにくいです。

 

場所に個性を持たせるというのが大切です。個性というのは、このプレイスはこういうイメージやこういう思い出があるな、と頭の中で強くイメージできるということです。

 

そういう理由で僕は家をおすすめします。

記憶力競技をやっていくうちに、大量の場所が必要となってきます。その時に道を使わないと場所が足りなくなってくると思いますが、その時も工夫をして個性を持たせると良いでしょう。似たような店は連続して使わないなどの工夫が必要になると思います。

 

他にルートとして設定できる場所は、個人によって変わってきます。自分がよく訪れるお気に入りの場所があったらそこをルートにしてみてください。例えば僕はディズニーシーをルートとして持っていて、その中に70個以上のプレイスがあります。

人によっては、ゲームの中の架空の場所を使っている人もいるそうです。覚えられればなんでも良いです。

 

 

ルートが決まったら次はプレイスを設定していきます。前回も説明した通り、一筆書きでたどれるようにするのが良いです。その方が導入も簡単ですし、実際覚えるときもスムーズです。

一筆書きの中でも、「時計回り」とか「上から下」とか自分なりのルールがあるとさらに楽ですね。

似ている場所を連続でプレイスにしないのもポイントです。自宅にパソコンが2台あっても、プレイスとして設定するときは1つにするのがベターでしょう。よっぽどパソコンの特徴が違う場合はその限りではないですけどね。

 

 

プレイスの個数ですが、何も考えずただ記憶術を身につけてみたいという人はキリの良い20とか30とか50とかで十分だと思います。

記憶力競技を始めたいという人は、26個が1つの目安です。なぜなら、トランプ1パックを覚えるときにまず必要となるプレイスが26個だからです。1パック52枚で、2枚を1つの場所に貼りつけるからですね。詳しくは後々のブログで紹介します。

 

もっとたくさん作りたいという方は、26個のルートを複数個作っていけば、無駄にはならないでしょう。50個といった大型のルートも少しあったら言うことなしです。

 

 

ということで今回は場所の設定の仕方を説明しました!

面倒なところではあるかもしれませんが、絶対必要となる準備なので頑張ってつくってみてくださいね!次回は場所法の置き方のポイントでも説明できれば良いなと思います。

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記憶術の紹介_場所法②~場所の設定~” に対して 3 件のコメントがあります

  1. IKD より:

    参考になる記事ありがとうございます。
    いつも楽しみに拝見させていただいております。

    日常学習(長期記憶)において、場所法を役立てられないかを色々と考えていまして、、少し教えていただきたいことがあります。
    私自身は記憶術を学んで半年程で、トランプは3~4分程で記憶できるようになりました。
    ただ、長期記憶が必要な学習に場所法を用いると、一時的には覚えられるのですがいくつか問題があると考えています。
    ・場所を辿ると想起できるが、長期記憶に繋がらないこと(逆に言うと、場所を辿る以外の方法で想起できない)
    ・同じ場所を上書きして別の何かを覚えた際に忘れてしまうこと
    以上から、一時的に暗記することには場所法は非常に向いていますが、永続的に覚えたい事柄については専用の場所を作る以外には適用が難しいなと感じています。

    何か勉強における工夫や使い方など実践されていることがありましたら教えていただけないでしょうか?

    ちなみに私も2枚を1つの場所に貼りつける方法で暗記していて、PAOは使っていないのですが、平田さんはどのように覚えていらっしゃるのでしょうか!(このやり方だと2分を切れる気はしません。。)

    1. メモリースポーツトレーナー 平田直也 より:

      コメントありがとうございます!

      日常学習における場所法の活用についてですが、僕としては、
      ①専用の場所を作る
      ②長期記憶につながるまで場所に置いておく
      の2つの方法があるかなと思っています。僕自身は②の方法をよくテスト勉強等に使っています。

      円周率など無意味なものの羅列をただ覚えたいときは①のように専用の場所に置いて、場所をたどるのが一番効率的だと思います。これに対して、外国語の単語など意味を持っているものを覚えたいときは②のように便宜上場所に置いて、1日後、3日後、7日後などと場所を複数回たどる復習をすれば、いずれ場所を想起しなくても覚えていられるようになります。
      ただ、この場合だと順番まで確実に覚えておくにはかなり復習が必要になります。頭でイメージするというより、九九のように口が覚えている状態になる、という感じでしょうか。
      外国語の単語を暗記したいときなど、単語自体の順番を永続的に覚えておく必要がない場合は、少なめの復習で「場所から離す」ということは可能ですし、僕もやっています。

      トランプの記憶に関しては僕は現在PAOシステムを使っています。昔は2枚を1つの場所に置いていましたが、タイムが2分くらいで止まったので、PAOに変えました。
      でも、中国の選手は、2枚を1つの場所で置くやり方をやっている人が多いらしく、30秒を切っている選手もたくさんいます!なので、システム自体にあまり優劣は無いと思いますが、僕は効率の良さと相性からPAOシステムを採用しています。

  2. IKD より:

    なるほど、とても納得です。
    無意味なもの→①
    意味のあるもの→②
    といった分け方は確かに効果的だと思います。

    > ①専用の場所を作る
    > ②長期記憶につながるまで場所に置いておく

    実はある路線の駅名を覚えようとしていて一旦記憶の宮殿においていたのですが、
    「場所から離す」と結局想起できなくなって長期記憶に繋がらず困っていました。
    やはり無意味なものは、自分の中で何か意味づけしてやらないと定着しづらいですね。

    英単語等の記憶であれば、順番や記憶の取っ掛かりは覚えておく必要はなさそうなので、
    顔名前の記憶と同じように1対1のイメージ紐付けも良いかもですよね。
    (場所法の場合と違って、教科書を見ないと復習ができないですが。)

    トランプ記憶に関しても詳しくありがとうございます。
    平田さんはPAOを使われているのですね。

    2枚を1つの場所に置く場合「トランプを見る→イメージ化→場所を想起→配置」を繰り返すだけでも、
    2分くらいになってしまって限界を感じてました。
    →同じ方法で30秒をきってる方がいらっしゃるのは驚きです。
     この作業ももっと効率化して突き詰めればまだまだ早くできるんでしょうね。頑張ってみます。

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